>記者 くどい!

今日24日ってメッシとリケルメの誕生日でしたね。去年の今頃って、コパ・アメリカを3日後に控えて、アルヘン代表キャピキャピしてたなぁ〜。(っと、ちょっと遠い目


すでに木曜日の夜中過ぎ。ハビエル・サネッティはオウロ・ミナス・ホテルの2245室にいる。つい数時間前までニコラス・ブルディッソとシェアしていた部屋だ。この時間、他のすべての選手たちはアルゼンチンへの帰途にあるのだが、彼はイタリアに戻るため、一人残っている。
代表のキャプテンは飛行機を待ちながら、氷袋を右ひざにあてがっている。クラシコの置き土産。
携帯電話が鳴る。コモ近くの彼の家は時差の関係ですでに朝を迎えている。
電話はまだ小さいソルから、もう1ヶ月も会っていないパパへのものだ。まだママ、パウラのお腹の中の弟ナッチョの様子を知らせるために。しばらくして、また電話が鳴る。アンドレア・ブッティ、インテルの広報責任者だ。モウリーニョとの新シーズンに関する詳細を伝えてきた。
しかし、それほど容易に先へは進めない。アルゼンチン代表の周辺ではわずらわしいことが起きているし、ブラジル戦での様子を知らないものはいない。マテ茶を飲みながらのおしゃべりで、すべてのうわさが一掃されると約束してくれた。
代表は今、どういう状態?
−チームは一つになろうとしている過程にいるよ。監督とはもう2年になるから、彼が僕らに望むものも十分分かっているし、期待に応えていけるよう努めているところだ。ここのところシステムが変わったり、今までと違う作戦を試したり、チームは新しい姿を見せようとしているんだ。こういう試みは、僕には得策に思える。チームはまだまだこれからなんだ。だから、僕らは一致団結する術を追求しているんだ。

でもそうしている間、バランスを失っているよね。メキシコ戦は良かったのに、エクアドル戦ではいまひとつだった。その後のブラジル戦では同点で、終盤で盛り返したという程度の印象しか与えなかった。
−そうだね。僕ら全員、エクアドル戦、ブラジル戦の結果には納得していない。容易な試合じゃなかった。彼らとの戦いではビジターでリスクもあったからね。ブラジルにはすでに3度続けて敗北しているけど、チームは作戦通りに巧くやったと思う。特に後半戦がね。

絶対に負けられなかった?
−負けるわけにはいかなかった。本当に。クラシコは絶対に負けてはだめなんだ。アルゼンチン代表はグループとしてもチームとしてもよいイメージを残さなければいけなかった。

この南米予選をどう思う?
−パラグアイがボリビアに負けたけど、まさに接戦だったね。以前の試合では、アルゼンチンはもっとリードできていた。けれど、最近はどのチームをレベルを上げてきているし、その分競争は厳しくなっている。どんな相手にも勝つのはラクじゃない。そういうことがエクアドル戦で起きた。もうネームバリューやカミセタだけでは勝利できないんだ。この南米予選は最後の最後までいくつかのチームが接線を繰り広げるような気がするよ。

試合期間中、メッシとリケルメの不仲が取り沙汰されたけど、チームはどんな様子?
−正直に言うけど、火曜日の記者会見でロマンが、メッシと上手くやっているか尋ねられた時にそういううわさのことを知ったんだ。僕らの共存はとてもいい具合にいっている。皆、同じ目的に向かっているし、周囲で言われていることには何の影響も受けていないと思うよ。万が一問題があったとしても、アルゼンチンのためにどうすべきかに集中するべきだ。皆それぞれ個性があるし、それぞれの考え方、サッカーの見方がある。だけど、戦う時は皆同じ方向を向いていないとね。

このグループをどう定義する?きみとアボンダンシエリが一番年上だ。マスチェラーノとカンビアッソは中堅。そして若いアグエロやメッシ。世代の違いは問題にならないか?
−上手い具合にミックスされているよ。最年長グループの一人である僕としては、いい感じのグループが形成されてきていると感じているよ。皆うまくやっている。アメリカ遠征を通して、いつもよい雰囲気を感じたし、若い選手たちがアルゼンチンを強くしようという意欲に燃えているのを目にした。本当に若い選手たちでも彼らのクラブでは中心メンバーなんだ。僕らにはとても有利なことだね。

でも、アメリカ遠征にはリケルメがいなかった。彼はチームにどう溶け込んでいる?
−すでに皆が知り合いだよ。ロマンは見たとおりの人物だし、そのように受け入れられるんだ。皆、同じ人間にはなれないし、皆それぞれのやり方がある。大事なことはグループにとってポジティブであることだよ。

ここだけの話、リケルメがいると雰囲気は変わる?
−いや、そんなことはない。繰り返すけど、僕らは団結するためにいるんだ。お互いのやり方を受け入れなければいけないんだよ。

では、メッシのやり方というのはグループの団結を困難にしていないか?彼は内向的で時には一人でいたがるほどだという話だけど。
−そうだなぁ。でもレオはとても成長したよ。彼は代表にとって自分が重要だと感じている。まさにその通りだし、試合中もそれ以外のときも態度で示しているよ。彼はいつも何かを学んでいたいタイプの若者だし、召集される度にグループに馴染んでいるよ。

彼らのエゴはどの程度まで影響し合うのだろうか?
−そんなふうには思わない。二人ともそれぞれの役割を分かっているし、最高のプレイをしなきゃならないってことも知っているよ。

キャプテンとして、必要となれば彼らと話し合う?
−僕が干渉しなきゃならないならね。でもその場合は何か問題が起きているってことだから、そうならないことを願うよ。まず僕らはアルゼンチンのために一緒にいるということをはっきりさせないとね。それは唯一の目的だし、個人的なことは二の次だ。

選手間に共通性がなくても良いチームになりえるかな?
−もちろんだ。皆が友人同士でなくっても良いチームとなることができる。大事なのは、最終目標がはっきりしていること。アルゼンチンのためになることだ。その後で、25人か30人のグループとなれば、全員が友人とは限らない。特に仲の良い者がいればそれほどでもない者もいる。でも、グランドの中では友人同士のようであることが重要だ。助け合うことがね。そうすることで結果が出るはずだ。グランド中でそういう気持ちがなければ、何も機能しないよ。

では、アルゼンチン代表はそうできていると思うか?時々、あのチームは二つのスタイルを持っているように見える。リケルメによる中断とリード。メッシに託された縦の動きの目まぐるしさ。
−バランスが取れるようになるのは大事だね。ロマンは独特の個性、試合運びの方法があるし、それは長所として認められている点だ。メッシはといえば、どんなときでも試合を決められる選手だよ。皆知っているように、レオがボールを支配すると何かが起きるんだ。これら二つのアイデアがチームを上手く活性化できるといいね。

ということは、彼らはそれぞれのスタイルでやりたがっていると他の選手たちは思っている?
−僕が言いたいことは、彼らはそれぞれの個性があるし、違うタイプのプレイヤーだということ。グランドでの役目も違う。でも、僕ら全員が団結することで、勝利のチャンスはもっと増えるということだ。

うわさについて、チーム内ではっきりさせようとするような動きがある?
−ノーだ。火曜日の記者会見でそのことは終わったよ。僕らはほかのなによりもブラジル戦の準備に注意を払っていたからね。そういうことには影響されるのではなく強みにしなければね。


サネッティが戦ったブラジルとのクラシコは1995年7月を皮切りに全14試合。引き分けは今回で3回目。4勝7敗。
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